人口 約2,800万人

面積 約582,646k‡u (日本の約1.5倍)

宗教 憲法によって信仰の自由が規定されている。キリスト教が最も広く信仰され、次いでイスラム教が多い。その他はアフリカ人伝統宗教。

気候 赤道直下に位置している為、四季の区別は無い。低緯度地域の特徴として、気温の年較差が小さい。季節を分けているのは、「雨」。 3月から5月頃が大雨季、1月頃が小雨季で、その間が乾季になる。大乾季と言われる6,7月から9月前後は、ベストなシーズンとも言われている。ナイロビは海抜1700mの高原地帯で過ごし易いが、日中と夜間の寒暖の差が厳しい。またモンバサなど海岸地帯は、7,8月の乾季には涼しくなるが、年間を通して高温多湿。

ナイロビ

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

平均気温(℃)

18.8

19.6 19.9 19.3 18.4 17.1 16.0 16.4 18.0 19.3 18.7 18.2

降雨量(‡o)

44

53 110 181 130 43 14 24 24 45 99 71

モンバサ

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

平均気温(℃)

27.8

28.0 28.5 27.6 25.8 24.8 24.2 24.2 25.2 26.1 26.9 27.7

降雨量(‡o)

30

14 319 192 319 100 72 69 71 86 74 76
服装 普段着慣れたTシャツとGパンで十分という感じ。また洗濯してもすぐに乾くので、着替えの枚数も最低限で十分。 ただ、サファリ時や夜行バスの利用などの場合には、セーターなど厚手なものが必要。日が沈むとかなり冷え込む。 

*サファリ時の服装
当然ラフな服装で問題は無いが、動物を刺激しないように派手な色や柄を避ける。また役に立つグッズとして、強い日差しや埃に備え、サングラス、帽子、目薬、マスク、 ウェットティッシュなど。 

入国に関して
ビザ 日本国籍の場合、観光(HOLIDAY)、業務(BUSINESS)、乗換え(72時間以内、TRANSIT)の3種類。 有効期限はビザ発行日より3ヶ月以内に入国、入国後最大3ヶ月滞在が可能。その後の延長は現地の入国管理局で手続きを行う。
【日本にて取得の場合】
申請書1通(コピー可)、写真縦4.5 x 横3.5を1枚(最近の写真で裏にサイン要。シプード写真不可)、パスポートの残存期間は入国時に6ヶ月以上でビザ欄の余白は右側の2ページが必要、料金は6000円。 大使館領事部ビザ課の受付時間は09:00-12:00(平日のみ)、受領時間は申請翌日の14:00-17:00、翌々日からでも午後のみとなる。(受領も平日のみ) 
【現地到着時の取得の場合】
到着時、空港にて。有効なパスポート及び記入済みの申請書が必要。また料金は50米ドル。無駄な時間を省く為にも、出発前に日本で取得した方がよい。 

税関 煙草は200本、酒は1‡g相当のボトル1本、カメラは個人用と認められるものは無税となる。電気製品に関しては「自分で使う物」をいう事を主張した方がよい。

治安 都市部・地方を問わず、良いとはいえない。夜間の一人歩きは絶対に避け、裏通りや路地へも入り込まないように。 貴重品だけでなく、身に付けている貴金属目当てのひったくりもいる。町の中 は、質素な服装を心がけた方がよいかもしれない。また車中に物を置いたままも危険。荷物は持ち歩くか、座席の下など見えないところに隠すなど配慮が必要。 

時差 日本より6時間遅れ(サマータイムは無し)

電力 220〜240ボルト、50ヘルツ
変換用の電圧アダプターがないと日本の電気製品は使えない。

通貨レート 1KES(ケニアシリング)= 約1.56 円 (2002年10月)

両替 空港や市内の銀行、ホテル、民間の両替屋で現地通貨に両替できるがレートには多少の差がある。ブラック・マーケット(ヤミ両替)は非合法行為、トラブルも多いので関わらない方が良い。 

通信事情 ナイロビは比較的通信事情は良い。国際電話局、民間の電話・ファックスサービス会社、大きなホテルからの利用が出来る。地方では、電話回線が少なくつながりにくい。
ケニアから東京へ直通電話をかける場合は、
000−81−3−△△△△―△△△△ とプッシュする。

チップ ポーターやメイド・・・・・5〜10シリング
レストラン・・・・・10〜20シリング
写真を撮るとチップを要求される事もある。

写真撮影 禁止区域・地域での撮影はもちろん不可。
また商業営利目的(テレビ番組、雑誌取材等)の場合は、ケニア政府の許可が必要となる為、予め申請手続きが必要となる。  他に、他国の異なる点として、動物の撮影時には、動物を刺激(フラッシュ等)しないように気をつける、またマサイ族など人物を撮影するときは、「撮ってもよいか?」一言聞くようにする。勝手に撮った後、高いチップを要求されるかもしれない。逆に撮らせてもらったら、少しチップを渡したり、何かペンなどの小さなプレゼントを渡したり、簡単な御礼をすると良い。

その他 ケニアの上・中流階級の人々はイギリスの影響を受けているので、形式を 重んじる傾向があり、一般的に男性はプライドが高い。また老人は尊敬さ れている。 

習慣
休日、祝日 官庁は土日曜休み。銀行は大集及び最終週の午前中は営業しているが、それ以外の土曜日曜は休み。一般商店は、土曜の午後、日曜が休み。市場は日曜の午後以外は大体開かれているよう。
言語 国語はスワヒリ語。公用語は英語。ナイロビなど主要都市では、英語で不自由することはない。

食べ物 主食はウガリ。トウモロコシや小麦、キャッサバなどの粉をお湯でこねて蒸したもの(蒸さないものもある)。ウガリそのものはあまり味が無い(無味)。片手で団子状にして、おかずと一緒に食べる。
主な料理としては、ニャマ・チョマ(焼肉)。牛肉だけでなく、山羊も。
スナック類としては、マンダジ(揚げパン)、サモサ(インドのサモサと同じで、炒めた野菜や挽肉を小麦粉の皮で包み油で揚げたもの)。

飲料水 生水は避けてミネラルウォーター。ジュースに入っている氷にも注意。

お土産 滑石の一種ソープストーンで作られた置物、小物入れや壷。 鉱石マラカイトで作られたアクセサリー類。木彫りの動物、ペーパーナイフ。 マコンデ彫刻。サイザル麻で作ったバッグ(キヨンド)。 

病院 ☆日本大使館の医務官  (02)332955 
公務に差し支えない範囲で、旅行者も健康相談、簡単な診療治療が受けられる。予め予約が必要。

☆ナイロビの病院 
Aga Khan Hospital : 3rd Parklands, Ave. (TEL)7425331
(救急外来有り24時間体制)
Nairobi Hospital : Argwings Kodhek Rd. (TEL)722160
(救急外来有り24時間体制)
Kenyatta National Hospital : Off Ngong Rd. (TEL)726300

注意したい病気 ★マラリア (Malaria)
ナイロビ以外のほとんどの地域にわたって分布している。とにかく蚊に刺されないように、湿地帯、草原、森林を訪れるときは十分に注意する。またロッジに蚊帳がある場合は、使用する。穴が無いことを確認!また日本の蚊取り線香や虫除けスプレーも効果的。薬を服用する場合は、3種類あるので(予防薬・治療薬また両方に使える薬)、選択にも十分注意が必要。もし、蚊に刺され何らかの症状が現れたら、病院へ行くこと。 

★黄熱病 (Yellow Fever)
黄熱ウイルスを持つ蚊に刺されると発病。経由国によって予防接種が義務づけられている。黄熱病の予防接種を受けると、1ヶ月間は他の予防接種が出来ないので注意。またいつでもどこでも受けられるわけではないの。日本検疫衛生協会と全国14箇所の検疫所だけなので、接種日時を確認し予約をすること。接種後10日目から10年間有効。

★コレラ (Cholera)
生水、生の魚介類、不潔な手指などからの病原菌感染。ビブリオ・コレラ菌。
コレラの予防接種は皮下摂取2回法で、2回目は5−7日の間隔をおいて、接種する。1回目接種後6日目から6ヶ月間有効。

緊急連絡先 在ケニア日本大使館

15F. ICEA Building Kenyatta Avenue, Nairobi
Tel: (254-2) 332955〜9 Fax: (254-2) 216530

http://www.ke.emb-japan.go.jp/