人口 約74万人 (2003年)

面積 約11,472k‡u (秋田県よりやや小さい)

宗教 イスラム教

気候 国土の大半が砂漠と岩の荒野で、雨は非常にすくない。しかし三方を海に囲まれているので湿度は100%を超えることもある。夏季には気温が45度ぐらいになることもある。また10月から4月の冬季は比較的すごしやすく、1月の平均気温は16度前後を割りに涼しい。

服装 イスラム教の戒律からノースリーブやショートパンツは男女ともに避けたい。特に女性の場合は出来るだけ肌を出さないように、またズボンでも体の線を出さない配慮が必要。

査証 パスポートの残存期間が6ヶ月以上必要。


【観光ビザ(現地のホテルなどを通じて取得)】
必要書類 パスポート
滞在可能日数 14日間
費用 QR70
旅券残存期間 3ヵ月以上
査証欄余白 必要(別紙の書類となる)
所要日数 4日以上

【商用ビザ(大使館申請)】

必要書類 申請書1通、パスポートのコピー、会社推薦状、写真1枚
※申請の前に大使館に会社推薦状をFAXする。
滞在可能日数 1ヵ月
費用 2,940円
旅券残存期間 3ヵ月以上
査証欄余白 必要(別紙の書類となる)
所要日数 大使館からの連絡を待つ。

【トランジット・ビザ】
不要
時差 日本との時差はマイナス6時間。

電圧 240V、周波数50HZ

通貨レート 通貨レート カタールリアル(QR)
1QR=100デイラハム(DHS)=29.9円(04年04月)

通信事情 公衆電話がかなり普及していて、青がコイン式、赤がカード式。

チップ 基本的にチップの習慣はない。ホテルやレストランでもサービス料が5から10パーセント含まれているので必要はない。ただ高級ホテルなどで特別なサービスを受けたときは心づけを。

タクシー タクシーは白とオレンジのツートンカラー。すべてメーター付きだが、乗る時にメーターをセットしているかチェックしよう。ドーハ市内と郊外、時間帯、待ち時間、荷物などによって料金は異なる。初乗り2QR、市内なら20QRで十分。

休日
1月1日 新年
2月1日〜2日 犠牲祭*
2月22日 イスラム暦 新年*
5月2日 預言者ムハンマド誕生日*
9月3日 建国記念日
11月14日〜17日 ラマダン明け大祭*

*はイスラム暦の祝祭日のため毎年変更する。

言語 アラビア語が公用語だが英語もよく通じる。 

食べ物 ホテルのレストランなら、35から100QR出せば普通に各国料理や豪華なアラブ料理を食べることができる。
しかし、ドーハとその近郊以外では、ビリヤニとカレー、ケバブ類だけのインド、パキスタン、アラブ料理店しかない。ドーハ中心部にもこれらの食堂(マタアム)が多く、この場合は4から10QRくらい。洒落たレストランやカフェ、菓子店はやや市外にあり、そこへ出掛けるには車が必要になる。
サルワ・ロードに沿って郊外にも新しい店が増加中だ。これらの店やファーストフード店は、大きなショッピングセンター内や交差点付近でよく見かけられ、特に夜は派手なネオンが目立つので、タクシー利用時の目印にするといい。24時間営業のテイクアウト店、コンビニエンスストアなど、深夜までやっているところも結構ある。
伝統的カタール料理というものではないが、地元でとれる魚や肉、乳製品などを使ったものがいくつかある。ほかの湾岸諸国と同様、マチブース(魚か肉のはいった炊き込みご飯)やハリース(肉と小麦粉をお粥状に煮込んだもの)などが代表料理。三方を海に囲まれているので魚介類も豊富。ハムールやさば、ツナ、エビ、カニなどがある。デザートはデーツ以外の果物はほとんど輸入ものだが、ライスプリンの一種ハンフルーシュHanfroucheはカタールの代表的な家庭料理のひとつだ。

飲料水 一般的にはミネラルウォーターを飲用。水道水は海水や地下水を淡水化しているのでやや塩辛い。

一部のホテルのバーで飲めるが、町のレストランなどでは提供されない。
長期滞在者にはリカーパーミットを入手すれば購入は可能。

お土産 ラブ風の工芸品を買うなら、市街中心部のワキーフ・スークや大きなホテルのショッピングセンターで。ただ、輸入物ばかりでスークの職人もほとんどが外国人だ。カタールらしいおみやげは、コーヒーポットや敷物、水タバコのパイプ、民族衣装や民族楽器などだろう。ラクダの皮製のスツールや、刺繍をほどこした馬の鞍もおもしろい。金銭的に余裕のある人は、ペルシャじゅうたんや、ゴールドスークで金や真珠の宝飾品を買うといい。人によってはドバイより安いという人もいるのでじっくり検討したい。
代表的なお土産:コーヒーポットや敷物、水タバコのパイプ、民族衣装や民族楽器、金細工、じゅんたん。


治安状況 カタールには、公共の乗り物がないといっていい。一応バスも走っているが、不定期にしか走っていないから旅行者が利用するのは無理だろう。乗り合いタクシーすらない。カタール人はほとんど皆車をもっているし、外国人でも自分の車か会社の乗り物を使うのがこの国では当たり前。時々、ミニバスが通るのを見かけるが、スクールバスや社員専用バスばかりだ。ヒッチハイクは危険なので絶対に避けること。

緊急連絡先 大使館
Embassy of Japan

Doha West Bay, Diplomatic Area, Doha, The State of Qatar
(P.O. Box 2208)
Tel: (974) 4831224
Fax: (974) 4832178